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 「第一回映画好きの集い」アーカイブ 

 英BBCドラマ 戦争と平和(推薦人:篠田) 

(推薦文)
 2016年9月〜11月にテレビ放送された、全8回、計341分に及ぶ英BBCの超大型歴史ドラマ、レフ・トルストイ原作の『戦争と平和』(BBC2015年)を、今回の感銘を受けた映画・ドラマの一つとした。
演出はトム・ハーパー。厳密には映画ではなくテレビドラマではあるが、全く遜色なく、同じ「ドラマ」の範疇と考えた。実際、英BBCが総力を結集し、世界遺産エカテリーナ宮殿を始め、複数の国でロケーション撮影をし、2年半もの歳月を掛けた大作である。
また、後に記すようにキング・ヴィダー監督の映画『戦争と平和』(1956年 米・伊)よりも優れていると考える。
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 スキャンダル(推薦人:桜山) 

(推薦文)
 ヨン様の初主演映画です。原作はフランスのピエール・ラクロ「危険な関係」のリメイク版です。
私にとって初めてみた韓国映画でした。韓国語の響きが柔らかいなんてびっくり。しかも独特の民族衣装の美しさ、OSTの優雅さにも韓国文化の香りが満載!
カルチャーショックそのもの。
2004年4月4日に、公式初来日をしたヨン様はこの映画を売り込もうと自信満々でした!
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 八甲田山(推薦人:杉田) 

(推薦文)
 科学の発達も明らかになったが、それにも増して、自然の脅威が顕在化している今日。
自然をなめてかかれば、どんなことになるか?
未曽有の寒波の襲来があった時の明治の陸軍の軍人の対応は。
百年以上前の日本陸軍の実態、情報無視、科学無視、根性重視、気まぐれ指揮の存在が一部にあったことを、実際の雪中行軍演習を通して教えてくれる。
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 日の名残り(推薦人:山口) 

(推薦文)
 これは随分と前に観て、地味ながら凄く印象に残っている映画だった。
きっかけは二十年ほど前、知人に英国最高の文学賞を受賞した原作を勧められたことだった。一昨年、原作者のカズオ・イシグロがノーベル文学賞を受賞したのをきっかけにもう一度DVD鑑賞した。
やはり素晴らしい。何が素晴らしいかというと、「眺めのいい部屋」「モーリス」などの珠玉の映画を撮ったジェームズ・アイヴォリー監督の抑制のきいた気品のある映像と、今回は持ち前の怪演でなく自分を殺すような抑えた演技を貫く主演の執事役のアンソニー・ホプキンス、有能な女中頭役のエマ・トンプソンのコンビネーションが抜群なのだ。
そしてイギリスの広大な田園風景もまた物語に奥行きを与える。
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 はじまりのうた(推薦人:いまほり) 

(推薦文)
 私の好きな映画として「はじまりのうた」を紹介したいと思います。
この映画は2013年上映のアメリカ映画で、監督はジョン・カーニー、主演はキーラ・ナイトレイ(グレタ役)マーク・ラファロ(音楽プロデューサー ダン)、そして人気グループ マルーン5のボーカル アダム・レヴィ―ン(デイブ)が歌手の役で映画初出演し、美しい高音の歌声を披露しています。
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 ゴッドファーザー(推薦人:浅丘) 

(推薦文)
 1972年に公開された。フランシス・コッポラ監督。
これまでの記録を塗り替える大ヒット作品となる。アカデミー作品賞・主演男優賞・脚色賞。 テーマソング:愛のテーマ
キャスト、主演、
 ゴッドフアーザ―と呼ばれる 初代 ボス・ヴィトーはマーロンブラント、二代目 マイケルはアル・バチーノ
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 ラ・ラ・ランド(推薦人:石野) 

(推薦文)
 「ラ・ラ・ランド」は、古き良き時代のジャズが好きなピアノ弾きのセブ(ライアン・ゴスリング)と女優の卵のミア(エマ・ストーン)が主人公の恋愛ミュージカル映画だ。監督はデイミアン・チャゼル。音楽はジャスティン・ハーウイッツ。
出会いから別れ、そしてつかの間の再会まで、二人の軌跡がアメリカお得意のミュージカルで展開される。しかし、この映画は冒頭を除けば、派手で大げさな作りではなく、そのほとんどが二人の抑え気味なダンスと歌、そしてセブの弾くピアノで成り立っている。会話場面でのセリフや表情は、ドラマ性があり意味も深い。
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 ローマの休日(推薦人:藤野) 

(推薦文)
 友人たちとの懇親会で東京に行った時、時間が余っていたため三越デパートによった。そこではオードリー・ヘップバーンの展覧会が開かれていた。
僕は大学時代映画研究会にいた。その頃はただ問題作をどれだけ見ているか、あるいはどんな解釈を加えることができるか、今から考えればそんなばかばかしいことに血道をあげていた。当然オードリー・ヘップバーンの主演作などは見ようともしなかった。
 読む雑誌はスクリーンとかロードショウなどではなかった。キネマ旬報というマニアックな雑誌だった。そして自主上映と称して選んだものは、大島渚や黒沢明の作品、はては水俣病や成田空港反対闘争のドキュメンタリーといったものだった。そんな難解なものや問題作を知っている事がプライドともいえた。
四十代になり仕事が忙しくなると、ようやく僕は過去のマニアとしての呪縛から開放されるようになった。そしてなんの先入観もなく見てみると、その作品はなかなか印象深いものだった。
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 グリーンブック (推薦人:遠藤) 

(推薦文)
 この作品は、2019年度第91回アカデミー賞全5部門でノミネートされ、作品賞のほか脚本賞、助演男優賞を受賞した。
余談になるが、本作品を観る前までは、「ボヘミアン・ラプソディ」について書こうと原稿内容を色々と考えていた。
今年に入り、ボヘミアン〜とグリーンブックの2作を観て、両作ともに脚本の仕上がりの良さが際立った。
 グリーンブックの時代背景、舞台は人種差別が色濃く残る1960年代のアメリカ南部である。
 主人公は、短気のせいですぐに問題を起こし、仕事を失ってしまうイタリア系移民の白人男トニーと、ジャズピアニストの名匠黒人ドクター・シャーリーである。
無職になってしまったトニーは、南部でコンサートツアーを計画する黒人ジャズピアニストのドクター・シャーリーに運転手として雇われる。
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 ボヘミアン・ラプソディ (推薦人:遠藤) 

(推薦文)
 本映画を映画館で見たのは、全国ロードショーが開始(2018年11月9日)されてから4ヶ月もたった3月5日だった。
 年末から人気に火がつき、年始早々から各番組でこの映画の見所を取り上げ、見ていない自分も見た気にさせられたので、このままやり過ごそうかと思っていた。
平日、病院の検査が午前中に終わり、午後が空いた。パチンコでも打って、時間を潰そうかとも考えたが、ふと「ボヘミアン・ラブソディ」のことを思いついた。時代に乗り遅れた感もあったが、映画館に足を向けた。
 それまでの僕は、「QUEEN」の事をほとんど知らなかった。
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